電気通信大学(国立理系)の夜間主コース聴講に行ってみた

働きながら情報系の学位が取れる大学ってあるのかなと調べていたところ、調布にある電気通信大学を見つけました。もちろん気になったからこそ、理系大学を調べたのですが、本気で通おうとまでは現状考えていません。ただ、選択肢としてどういったものがあるのか把握しておくのはいいなと思ったので、夜間主コースの見学説明会に行ってみました。

電気通信大学は、国立の理系大学です。昼間の学生がメインではありますが、社会人が学びなおせる機会を作るため、数年前、働いている人が会社終わりに通えるようにカリキュラムが新しく見直されました。定員30名で倍率は毎年約2倍ほど。

一般の夜間大学だと、夜間といっても開始が17時半~18時とかの時間帯であるものが多いです。これだと正社員で働いている社会人にとっては、微妙に無理なスケジュールですよね。配属先がホワイト部署の公務員くらいしか、両立できないのでは…?

それに対して電気通信大学は、授業開始が19:30~21:00です。これでも間に合わない方もたくさんいらっしゃるとは思うんですが、それでも十分配慮してくれていることが分かります。

見学説明会で登録をすると1週間、許可された指定の授業に参加させてもらえるそうで、面白そうと思い、学校帰りに調布へ向かいました。

電気通信大学の夜間主コース / 見学説明会

新宿から調布へ京王線で向かいます。京王線の特急だと2駅で15分程度ですが、上手いこと特急等の時間が合わないと30分くらいかかってしまうこともあります。何だかんだ交通の便はあんまり良くないと感じました。

調布駅から大学までは一本道で迷うこともありません。

まだ開始まで時間が多少あったので生協に行ったりしながら、少し見学。生協には電子部品や何かのパーツが販売されていました。

キャンパスは、思ってたよりはこぢんまりとしてます。あと国立大学なので、施設の綺麗さを大きく求めたらいけません…お手洗いにお菓子の空ゴミがめっちゃ落ちててびっくりしました…うーん。ま、そのあたりはご愛嬌。

先端工学基礎課程のカリキュラムと学費

(左)先端工学基礎課程の説明会会場。(右)電通大生協で売ってたボールペンとシャーペン。

夜間主と呼んでいますが、正式名称は「先端工学基礎課程」です。平日が19:30~21:00、土曜が朝から夕方位までのカリキュラム。なかなかキツそうです。基本的には4年制ですが、一応編入学もあります(※ 編入は高専の学生2~3名が入学するようなものなので、社会人受験生には関係ないです)。

丸々4年間がこのスケジュールではなく、上級学年になると輪講やら諸々、過ごし方も変わってきます。卒業研究は選択制だったので、このあたりも社会人にとってはありがたい配慮です。仕事抱えつつ、研究室に所属するのはだいぶ厳しいはず。ただ、院進したい気持ちがある人は、卒業研究やらないといけないですけど。先端工学基礎課程のカリキュラムは、分野に特化しているわけではなく、広く全般的に学べるように組まれています。学ぶ中で好みの分野を尖らせて勉強するもよし、そのまま全般的に学んで広い見識をつけようとするのも良し。大人なので、自分で調節することができます。現役の学生時代から少し時間が経った大人が多いことも鑑みて、1年次は基礎的な科目が多くなっているのも特徴。時間割には、離散数学、微積分、ベクトル、行列、基礎物理など、懐かしい言葉がずらりと並んでいました。

きちんと4年間で卒業するのが求められるところではありますが、何だかんだで限度は8年間です。大学8年生は都市伝説ではなかった…。

気になる学費は、なんと昼間の半額。授業料は半期で13万円…安すぎ。某大学の大学院は半期で40万円だったので、これは破格。説明会では先生方の様子も垣間見えて、率直にここで学べたら幸せそうだなと感じました。いいなぁ。実務で数年現実見て、それでも極めたかったり、基礎力足りないなと思った時には、電通大の夜間に通おうと思いました。

K課程 授業無料聴講

見学説明会で必要事項を用紙に記入して提出すると、指定期間中の授業を無料で聴講することができます。1週間ほぼ毎日の授業が解放されていて、全部行けば夜間主生の疑似体験も可能。数学の授業やプログラミング演習の授業などに参加してみました。

通っている現役の学生さんたちの様子が見られたのが一番リアルでよかったなと。年齢もバラバラで、大学生くらいの若い方から40~50代位の方まで、様々でした。年齢いってると浮いてしまう…的な心配は不要ですね。「社会人が通えるように」とのコンセプトがちゃんと効いていて、大人が堂々と通えるんだなとの印象を持ちました。他の夜間だと、昼間に受からない学力の高校生が通う、みたいなコース作りがされていることもあるので、大人が通おうとすると無理する羽目になるのではないかという心配を持つ方も多いでしょう。適した場所って各々ありますもんね。

何より、情報系の学部出身者ってこういう感じで勉強してきたんだなと体感して見て来られたことが収穫でした。もちろん昼間ではないので違う部分もあるのでしょうが、法学系しか見たことがなかった自分にとって、別の学問に取り組む人たちの環境にお邪魔できたのは良かったです。